指定校推薦に関して、高校受験生や保護者が誤解しがちな「3つの盲点」が存在します。
第一の誤解は、「指定校推薦の枠は毎年必ず同じ大学・学部から来る」という思い込みです。 指定校推薦は高校と大学の信頼関係に基づく契約であるため、前年度の進学者の学力状況や退学率、大学側の募集方針の転換によって、枠が増減したり急遽消滅したりすることがあります。「先輩の代にあったから自分もある」と過信するのは危険です。
第二の誤解は、「高校入試の偏差値が高くないから上位大の推薦は狙いやすい」という安易な見方です。 荏田高校(偏差値50台前半〜中盤)に入学後、学年上位を維持して評定4.5以上を叩き出すのは決して容易ではありません。中学時代に同等以上の学力を持っていた生徒たちが競い合うため、日頃の小テストや課題提出を一切サボらない自己管理能力が問われます。
第三の誤解は、「総合型選抜(旧AO入試)と指定校推薦の併願ルール」の混同です。 指定校推薦は合格した場合に必ず進学する「専願」が絶対条件であり、他大学の一般選抜や指定校との併願は認められません。一方、オープン型の総合型選抜を滑り止めとして受けつつ指定校の校内選考を待つといった複雑な日程調整には、高校側の事前承諾と緻密なスケジュール管理が不可欠です。