どんなに魅力的な価格であっても、維持費で破綻しては元も子もない。専門の整備メカニックが指摘する、コルベット選びの死角を見ておこう。
C8型で最も注視すべきは、トレメック製8速デュアルクラッチ・トランスミッション(DCT)の作動履歴とフルード交換歴だ。初期型において散見された変速ショックや電子制御のエラーは、リコールやサービスキャンペーンで多くが対策済みだが、メンテナンスを怠った個体は高額な修理費リスクを孕んでいる。正規ディーラーでの整備記録簿(アップデート履歴)が残っているかを必ず確認したい。
一方、C7型以前の購入では、磁性流体を用いた「マグネティック・ライド・コントロール(電子制御サスペンション)」のアブソーバーからのオイル漏れや、大排気量V8のリアデフ周りのオイル滲みが定番のチェックポイントとなる。部品供給自体はシボレーのグローバルネットワークにより比較的安定しているが、作業工賃を含めた見積もりを事前に把握しておくことが肝要だ。