スイス国旗はなぜ正方形?赤十字との関係や由来を徹底解剖

スイス国旗はなぜ正方形?赤十字との関係や由来を徹底解剖

スイス国旗はなぜ正方形?赤十字との関係や由来を徹底解剖についての真相をお届けします。

スイス国旗を語る上で欠かせないのが、世界中で救護活動の標章として用いられている「赤十字マーク」との関連性です。赤地に白十字のスイス国旗に対し、赤十字は白地に赤十字という「完全なネガポジ反転」のデザインとなっています。

この類似は偶然ではありません。1859年のソルフェリーノの戦いで負傷兵の惨状を目撃したスイス人実業家アンリ・デュナンが、国籍を問わず救護する中立組織の創設を提唱。1863年にジュネーブで設立された赤十字国際委員会(ICRC)の原点会議において、国際人道運動の発祥の地であり、中立の理念を掲げる母国スイスへの深い敬意と感謝を示すため、スイス国旗の配色を反転させたシンボルが正式採択されました。

赤十字標章は「ジュネーブ条約」によって戦時における絶対不可侵の保護標章と定められており、軍隊の衛生部隊や公認された赤十字社以外が無断で使用することは国際人道法および各国国内法で厳しく禁止されています。スイス国旗と赤十字は、単に見た目が似ているだけでなく、「永世中立と人道主義」という精神的血脈を共有する双子のような関係にあるのです。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。