六代目円楽は1950年2月8日、東京都墨田区に生まれました。本名は會 泰通(あい やすみち)。青山学院大学法学部に進学したインテリ肌で、在学中から落語に傾倒し、当時からテレビや演芸界で絶大な人気を誇っていた五代目三遊亭円楽の付き人となりました。
1970年4月に正式入門を許され、「三遊亭楽太郎」の高座名を授かります。師匠・五代目円楽の「星の王子さま」という愛称になぞらえ、楽太郎は「星のプリンス」として売り出され、端正な顔立ちと軽妙かつ知的な語り口で瞬く間に若手実力派としての頭角を現しました。1977年には27歳の若さで『笑点』の大喜利レギュラーに抜擢され、番組の黄金期を牽引する存在となっていきます。
そして入門から40年目を迎えた2010年3月、師匠の名跡を受け継ぎ「六代目三遊亭円楽」を襲名しました。師匠である五代目円楽への尊敬の念は生涯揺るぎなく、襲名後も五代目の教えである「落語は江戸の風と情を描くもの」という精神を大切に守り続けました。