実写化の歴史を紐解く上で外せないのが、2008年に放送されたNHKドラマ8枠での連続ドラマだ。主役の青山恵を演じたのは、当時圧倒的な演技力で高い評価を得ていた谷村美月。彼女が魅せた透明感溢れる葛藤の表情は、原作ファンの心を一瞬で掴んだ。
地上波のゴールデン帯ドラマとは一味違う、NHKならではの丁寧な制作姿勢。若者の生きづらさに真っ向から向き合う社会派の側面を押し出した作りは、漫画出版業界内でも「原作への深いリスペクトを感じる良質な実写化」として絶賛された。全6話というコンパクトな構成ながら、心に残る名作として現在も語り継がれている。