東京エリアの週間・10日間予報において、「どの事業者の情報が最も当たるのか」という疑問は常にネット上で議論の的となっています。結論から言えば、翌日〜3日後までの短期予測では民間気象会社の高解像度モデルが優位に立つ一方、7日〜10日先の長期予測では気象庁が提供する全球モデルのアンサンブルデータがベースとなっており、各社の的中率に決定的な大差は生じにくいのが実態です。
各社が公表している検証値および気象庁の統計データを総合すると、直近24時間の降水捕捉率は各社とも85%〜90%超という極めて高い水準に達しています。しかし、これが7日後になると約65%前後、10日後には55%〜60%程度まで低下します。つまり、10日先の「雨が降るか降らないか」は、確率論的には五分五分よりわずかに良い程度というのが冷徹な事実です。
東京都心のピンポイント予測において、ウェザーニュースは1kmメッシュ単位の独自局地モデルと膨大なユーザー報告(ウェザーリポート)を機械学習に組み込んでおり、直近24時間の降雨タイミング検知に秀でています。対するtenki.jp(日本気象協会)は、気象庁のガイダンスデータをベースに安定した補正を行っており、予報が日替わりで極端に乱高下しにくいという特徴を持っています。「どちらが当たるか」という観点で見れば、直前の雨の有無ならウェザーニュース、中長期的な天気のベースラインを把握するならtenki.jpや気象庁の信頼度情報を参考にするのが賢明な使い分けです。