乾燥させたみかんの皮は、漢方の世界で古くから生薬「陳皮」として重宝されてきました。漢方医学においては、気の巡りを改善し、胃腸の調子を整える代表的な生薬として知られています。
特に注目すべき栄養成分が、ポリフェノールの一種である「ヘスペリジン(ビタミンP)」です。毛細血管を強化して血行を促進し、冷え性の改善や血圧の上昇を抑える働きが報告されています。さらに、柑橘特有の香り成分であるリモネンには、自律神経を整えてリラックスを促す作用があります。
自宅で陳皮を作る際は、無農薬や有機栽培のみかんを使用するか、重曹水で表面をしっかり洗ってから乾燥させます。完成した陳皮はミルミキサーで粉末にして七味唐辛子に混ぜたり、そのままお湯を注いで「陳皮茶」として楽しむことで、毎日のヘルスケアを手軽に底上げできます。