浅草散策の出発点といえば、やはり堂々たる威容を誇る雷門だ。門をくぐると、日本最古の商店街の一つとされる仲見世商店街が一直線に伸びる。およそ250メートルにわたる参道には、創業100年を超える老舗がずらりと軒を連ね、揚げ饅頭やきびだんご、雷おこしといった素朴な美味が並ぶ。
近年、浅草観光連盟や地元商店街が力を入れているのが「歩きながらの飲食」に関するマナー周知だ。多くの店では購入したその場や特設イートインスペースで味わうスタイルを推奨しており、落ち着いて出来立ての味を堪能できる環境が整えられている。周囲の景観や行き交う人々への気配りを忘れずに味わう一口覚醒の和菓子は、旅の始まりにふさわしい満足感を与えてくれる。