パーキンソン病を公表した著名人の中でも、日本で大きな注目を集めたのが司会者のみのもんた氏です。2020年に週刊誌の告白記事を通じて病名を公表しました。番組出演時に「目の焦点が合いにくい」「歩行時に足がもたつく」といった違和感を覚えたことが受診のきっかけでした。現在は無理のないペースで生活を送りながら、専門医の指導のもとでリハビリと服薬を継続し、穏やかな日々を過ごしています。
世界的に知られるのが、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで一世を風靡したマイケル・J・フォックス氏です。彼は1991年、わずか29歳の時に診断を受けました。当初は深い絶望に直面したものの、2000年に「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」を設立。これまでに数十億ドル規模の研究資金を集め、治療法開発の最前線を牽引してきました。近年も公の場に車いすや介助を伴いながら登壇し、不屈のユーモアと笑顔で世界中の患者に勇気を与え続けています。
また、元ボクシング世界ヘビー級王者のモハメド・アリ氏も、現役引退後の1984年に発症を公表しました。1996年のアトランタ五輪開会式で、震える手で聖火台に点火した姿は世界中に深い感動を呼び起こしました。アリ氏は2016年に74歳で亡くなるまで、30年以上にわたり病と堂々と向き合い続けました。