ネット上の口コミやSNSの投稿において、「水戸市総合運動公園市民球場は外野席のチケットを安く買えば芝生で快適にピクニック気分が味わえる」といったポジティブな意見が散見されます。しかし、ここには現地に行かなければ分からない落とし穴が存在します。
夏の高校野球期間中、外野芝生席は日差しを遮る樹木や屋根が皆無であり、照り返しによって体感温度が40度近くまで上昇します。さらに芝生面はなだらかな傾斜がついているため、長時間座っていると腰や膝に強い負担がかかります。快適なピクニック観戦を想像して軽装で訪れると、熱中症のリスクに直面しかねません。厚手のレジャーシートに加えて折りたたみ式のクッション座布団、冷却タオル、十分な量の水分と塩分補給タブレットを持参することが不可欠です。
もう一つの誤解は、「試合終了後にすぐ車を出せば渋滞に巻き込まれない」という思い込みです。公園内の駐車場は構造上、退場ゲートが幹線道路の限られた信号機付き交差点に接続しています。そのため、数千台が一斉に動き出す試合直後は、駐車場敷地内から道路に出るだけで40分〜1時間近く閉じ込められる現象が発生します。あえて試合終了後もしばらくスタンドで余韻を楽しむか、混雑が緩和されるまで待機する時間的余裕を持つことが、精神的な疲弊を防ぐ最大の秘訣です。