ナス栽培において、最も果実の品質と収穫量のバランスが取れる手法が「3本仕立て」です。地植えはもちろん、スペースが限られるベランダのプランター栽培でも基本となる王道の仕立て方です。
実際の手順は極めてシンプルです。
- 一番花より下の余分な脇芽をすべて除去:株元から一番花の直下2本までの間にある小さな脇芽は、栄養分散を防ぐためにすべて根元から摘み取ります。
- 3本の骨格枝を決定:「主枝」と「一番花の直下にある強い側枝2本」の計3本だけを残します。
- 支柱を交差させて固定:長さ150〜180cm程度の支柱を3本用意し、残した3本の枝に沿わせるように地面へ斜めに差し込み、上部を交差させて紐で固定します(やぐら状または3本クロス)。
- 枝を誘引:それぞれの枝をしなやかな麻紐などで「8の字」になるよう緩めに支柱へ結びつけます。成長に伴って茎が太くなるため、きつく締め付けないのが鉄則です。
プランター栽培の芽かきにおいては、根を伸ばせる土の容量が限られているため、主枝と側枝1本だけを残す「2本仕立て」にする選択肢もありますが、25リットル以上の大型深型プランターであれば3本仕立てで十分に50個以上の収穫が狙えます。