一般選抜(B方式)において、文系受験生が最も気にするポイントが「数学を使わずに合格できるのか」という点です。結論から言えば、経営学科の一般B方式(文系型)および国際デザイン経営学科の一部方式では「数学なし受験」が可能です。
経営学科の文系配点モデルでは、「英語(100点)」「国語(100点・近代以降の文章のみ)」「地歴公民または数学(100点)」の3教科均等配点が採用されており、日本史や世界史、政治・経済を選択することで完全に私立文系専願の配線で勝負できます。国語に古文・漢文が課されない点も、私文受験生にとっては一見有利な条件に見えるはずです。
しかし、ここに極めて深刻な落とし穴が存在します。大学側は「数学なし」で門戸を開いていますが、入学した瞬間に待ち受けているのは、線形代数、微分積分、基礎統計学といった数理基礎科目です。文系型入試を社会科目で突破した学生の多くが、春学期の講義で数式の嵐に直面し、単位取得に四苦八苦する光景は理科大の「風物詩」となっています。「入試で使わないこと」と「大学で使わないこと」は完全に別物である事実を肝に銘じなければなりません。
学費面にも特有の現実があります。初年度納付金はおおむね約140万円前後(入学金含む)となっており、一般的な私立文系学部の平均(約120万〜130万円)と比較して若干高めに設定されています。これは情報処理教育のための充実したPC環境や実験・実習設備費が加算されているためです。なお、学校推薦型選抜(指定校・公募)も実施されていますが、理系大学ゆえに出願要件となる全体の学習成績の状況(評定平均)の基準値は厳しく設定されており、安易な抜け道は用意されていません。