診断が下りる前、よしこさんの身体には明らかな初期症状が現れていました。最も顕著だったのが顔立ちや体型の急激な変化です。
当時、よしこさんは「鼻や唇が急に大きくなった」「アゴが出てきた」「手足がサイズアップして靴が入らなくなった」といった異変を感じていました。成人後に手足や顔の先端部分が肥大化する現象は「末端肥大症(アクロメガリー)」と呼ばれ、成長ホルモンを分泌する下垂体腺腫の典型的な徴候です。
当時はバラエティ番組などで「太った」「見た目が変わった」と笑いに変えられる場面もありましたが、実際はホルモン異常による深刻な身体のSOSでした。体重増加や極度のむくみ、激しい倦怠感に耐えながら過酷な収録をこなしていたよしこさんのプロ意識と苦悩が、後になって浮き彫りとなりました。