2008年秋、TBSテレビの金曜ドラマ枠で放送された『流星の絆』は、当時のテレビ界に鮮烈なインパクトを残した。幼少期に両親を殺害された三兄妹が、絆を武器に詐欺を働きながら真犯人を追い詰めていく切なくもスリリングな物語。次男・泰輔を演じた錦戸亮と、末っ子・静奈を演じた戸田恵梨香の息の合った掛け合いは、作品の持つ重厚なダークさに軽快なテンポをもたらした。
復讐という重いテーマを背負いながらも、ふとした瞬間に見せる家族としての温かさ。変装してターゲットを騙す劇中劇で見せたコメディセンス。二人の卓越した表現力は、視聴者の心を鷲掴みにした。単なる共演者の枠を超え、まるで本当の兄弟のようなリアルな距離感を醸し出していたことが、作中の切なさをより一層引き立てていたのは間違いない。