昭和から平成にかけて、芸能人の離婚といえばスキャンダラスに消費されるのが常だった。しかし、彼らが提示したのは「互いをより高め合うための独立」という全く新しいスタイルだ。所属事務所の社長とタレントという仕事上のパートナーシップを一定期間維持しながら、私生活では互いの領分を侵さない。その軽やかで合理的な関係性は、日本のメディア業界や世間の離婚観に大きな変革をもたらした。
過剰に過去を隠すこともなく、かといって過度に互いへ依存することもない。独立したプロフェッショナルとして尊重し合う姿勢は、令和の時代における「成熟した大人の関係」のひとつの答えとして、今なお語り継がれている。