雅子さまの学歴における最大の金字塔の一つが、ハーバード大学経済学部での研鑽です。高校時代を過ごしたベルモント・ハイスクールを優秀な成績で卒業後、1981年にハーバード大学(ラドクリフ・カレッジ)へ進学されました。
在学中は経済学を専攻し、数理モデルや統計分析を駆使するハードな学業に没頭。当時の指導教官のひとりには、世界的な経済学者として知られるジェフリー・サックス教授が名を連ねていました。
卒業論文のテーマは「External Shocks and Domestic Adjustment: The Case of Japan's Oil Refining Industry(輸入ショックへの調整:日本の石油精製業における実証分析)」です。オイルショックというマクロ経済の激変に対し、日本の産業構造がいかに適応したかを実証データに基づいて分析した重厚な学術論文であり、学部生レベルを遥かに超える完成度と評されました。
その結果、雅子さまは1985年の卒業時に、成績上位者にのみ与えられる「Magna Cum Laude(マグナ・カム・ラウデ=優等賞)」を授与されています。名門ハーバードにおいて、留学生や帰国子女というハンディキャップを一切感じさせない学術的成果を収められた事実は、雅子さまの知的能力の深さを雄弁に物語っています。