Q1:市販薬(クラシエやツムラの一般用)と病院で処方されるツムラ24番は何が違う?
A1:配合されている生薬の種類自体は同一ですが、1包あたりの生薬エキスの「配合量(濃度)」に違いがあります。病院で処方される医療用(ツムラ24番など)は満量処方(1日分の生薬を100%抽出)が基本であるのに対し、ドラッグストア等で市販されている一般用医薬品は、安全性を考慮して有効成分が2分の1〜3分の2程度に抑えられている製品が存在します。しっかりとした効果を求める場合や保険適用でコストを抑えたい場合は、婦人科や漢方内科を受診して処方を受けるのが合理的です。
Q2:ピルやホルモン補充療法(HRT)、抗不安薬と併用しても大丈夫?
A2:基本的に併用は可能であり、西洋医学的アプローチと加味逍遥散を組み合わせる統合医療は臨床現場でも頻繁に行われています。ただし、抗うつ薬や精神安定剤の用量を自己判断で増減させるのは危険です。また、他の漢方薬と併用する場合は「甘草(カンゾウ)」の重複による過剰摂取に注意が必要となるため、必ずかかりつけ医または薬剤師に現在服薬中の全薬剤を提示してください。
Q3:何カ月も長期間飲み続けても身体への依存性や耐性はない?
A3:加味逍遥散には、西洋薬の睡眠導入剤や抗不安薬のような身体的依存性(クセになること)や耐性(効かなくなること)はありません。症状が落ち着き、心身のリズムが安定してきた段階で、医師と相談しながら1日3包から2包、1包へと徐々に減薬し、最終的に卒業していくことが可能です。ただし、長期連用(半年以上)を行う際は、定期的な血液検査で肝機能やカリウム値に異常がないかを確認することが安全管理上不可欠です。