時代の変化とともにアクションのスケールはさらに拡大した。抜群の運動神経と国際的なアクションスキルを誇るケイン・コスギ、そして元陸上競技選手であり熱血漢として知られる照英のコンビは、シリーズの中でも屈指の人気と知名度を誇る。彼らが挑戦した撮影は、まさに命がけの連続だった。
2026年に明かされた撮影舞台裏の新たな回想エピソードによれば、ワイヤーアクションが導入された後も、安全対策を万全にしつつ「本物のロケーション」での撮影にこだわり続けたという。ヘリコプターが巻き起こす猛烈な風圧に耐えながら、命綱一本で切り立った岩壁にしがみつく瞬間、二人の間に生じたのは演劇を超えた本物の連帯感だった。「カメラが回っていない場所でも、自然と手を取り合っていた」と関係者は語る。ワイヤーの軋む音や冷たい岩肌の感触など、現場の壮絶な空気感がそのままフィルムに焼き付けられたからこそ、何十年経っても色褪せない名作として語り継がれている。