「朝起きたら急激な発熱がある」「身内の不幸でどうしても受診できない」など、受診当日に急遽行けなくなった事態への対処は時間との戦いです。無断キャンセルは絶対に避けなければなりません。特定機能病院における医師の診察枠は極めてタイトに設計されており、無断欠勤のようなキャンセルは他の重症患者の治療枠を奪うことと同義だからです。
当日の朝に予約キャンセルまたは変更を余儀なくされた場合、予約センターの受付開始を待つのではなく、朝8時30分以降に病院の代表窓口へ連絡し、「本日受診予定の〇〇科の外来窓口」へ直接繋いでもらうのが正規のルートです。その際、発熱などの感染症症状があるのか、単なる都合によるものかを明確に伝えてください。
ここで直面する決定的なリスクが「次回予約の大幅な遅延」と「処方薬の枯渇」です。新潟大学病院のような高度医療機関では、専門医の予約が2〜3カ月先まで埋まっていることが日常茶飯事です。当日キャンセルによって次回の枠が1カ月以上先になってしまう場合、血圧降下剤や抗凝固薬、抗がん剤などの定期処方薬が途中で切れてしまう医療リスク(いわゆる治療の中断)が生じます。当日の電話では、単にキャンセルを告げるだけでなく「現在の処方薬がいつまで残っているか」を必ず看護師や外来クラークに申告し、処方箋のみの発行や代理受診が可能かどうかを現場スタッフと協議してください。