厚生労働省の統計や日本蛇族学術研究所の報告データによると、国内におけるマムシ咬傷被害は年間1,000件〜2,000件程度報告されています。都市部の近郊住宅街から農村部まで発生場所は幅広く、決して「山奥だけの話」ではありません。
SNSや生活相談窓口に寄せられた現場の生の声を集約すると、遭遇パターンには明確な共通点が存在します。
「庭の草むしりをしていて、枯れ葉の山に手を突っ込んだら茶色い蛇が丸まっていた。アオダイショウの幼蛇だったから良かったものの、もしマムシだったらと思うと背筋が凍った」(50代女性・千葉県)
「玄関横のエアコン室外機の下から茶褐色で太い蛇が出てきた。自治体に写真を送って確認したところマムシと判明。近所の猫が威嚇していたおかげで噛まれずに済んだ」(40代男性・長野県)
蛇が茶色い体色を持つ最大の理由は「落ち葉や土への保護色」です。特に春先の4月〜6月(冬眠明け・繁殖期)と、秋口の8月下旬〜10月(出産期・越冬前の採餌)は活動が活発化します。庭の石垣の隙間、植木鉢の底、放置されたブルーシートの下、側溝のフチなどは蛇の絶好の隠れ家となるため、手入れの際は軍手や長靴を必ず着用してください。