保護テープを維持すべき標準期間は、臨床現場において「7日間から10日間」、長ければ「丸2週間」が目安とされている。照射によって熱ダメージを受けた皮膚は一時的な開放創、つまり擦り傷と同様の状態に陥る。この欠損部を覆う表皮が再生するまでには最低でも1週間を要するためだ。
重要なのは日数そのものよりも「かさぶたが自然脱落するプロセス」を妨げない点にある。無理に剥がすと、新生しかけた未熟な角質層がテープの粘着力で引き剥がされ、肌は再び生傷状態へと逆戻りしてしまう。テープの端が浮いてきた場合は、引っ張らずに浮いた部分だけを清潔なハサミで切り取る処置が推奨される。入浴や洗顔の水分で自然に粘着が弱まり、かさぶたとともにスルリと剥離する瞬間まで待つのが鉄則だ。