ペット・動物関連産業の広がりとともに、シマリスを家庭に迎え入れる人々も増えている。ケージの中を元気に跳ね回り、手からおやつを受け取る愛くるしい姿は、日常のストレスを忘れさせてくれる至高の癒やしだ。しかし、実際に彼らと暮らす飼い主たちが体験する「知られざる魅力」の中には、意外なギャップも存在する。
その最たるものが、秋から冬にかけて訪れる通称「タイガー期」と呼ばれる行動変化だ。日頃は人懐っこい個体であっても、日長時間が短くなり冬の気配を感じ取ると、野生の縄張り本能が一気に開花する。自身の蓄えた食料を守るため、飼い主に対しても危害を加えるほどの強い攻撃性を見せることがあるのだ。一見すると手に負えないように思えるこの変化も、本能に忠実に生きるシマリスの逞しさの証であり、生き物としての深い魅力を再発見させる瞬間として、愛好家たちの間で深く愛されている。