コールテン(コーデュロイ)とよく似た起毛素材に「別珍(べっちん/ベルベティーン)」や「ベロア」、「ベルベット」があります。これらは見た目の温かみが似通っているため混同されがちですが、織り組織や畝の有無、用途に明確な違いが存在します。
コールテンを見分ける際の絶対的な基準は「表面に縦方向の畝(筋)があるかどうか」です。畝がなく平らに起毛している綿生地は別珍、ストレッチ性のある編み地ならベロアと判別できます。
また、コーデュロイ畝の種類は「ウェール(wale)」という単位で分類されます。1インチ(約2.54cm)の間に何本の畝があるかを示し、以下のように表情が変わります。
- 太畝(3〜6ウェール):存在感抜群でクラシカル。ヘビーオンスのアウターやワイドパンツに最適。
- 中畝(7〜11ウェール):最も汎用性が高く、トラッドなジャケットやボトムスに幅広く採用。
- 細畝(12〜16ウェール):すっきりとした印象で、シャツや軽めのパンツにマッチ。
- 極細・ピンウェール(17ウェール以上):遠目には無地に見えるほど繊細。秋口のブラウスや軽快なセットアップに重宝。