医療のパルスとは?ステロイドパルスの効果・副作用と入院期間を徹底解説

医療のパルスとは?ステロイドパルスの効果・副作用と入院期間を徹底解説

医療のパルスとは?ステロイドパルスの効果・副作用と入院期間を徹底解説の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

医療用語におけるパルスの意味は、英語の「pulse(脈拍、波動、短時間の強い衝撃)」に由来しています。医療機器であるパルスオキシメーター(医療用)では「脈拍と動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定する」という意味で使われますが、治療法としてのパルスは「短期間に通常量の数十倍に及ぶ薬剤を衝撃的に集中投与する手法」を指します。

なかでも代表的なものが、副腎皮質ホルモン製剤(メチルプレドニゾロンなど)を用いるステロイドパルス療法です。通常の内服治療では1日あたり5mg〜60mg程度を投与しますが、パルス療法では1日あたり500mg〜1,000mgという超大量を点滴によって体内に送り込みます。

なぜこれほどの大量投与が必要なのか、その理由はステロイドの作用メカニズムにあります。ステロイドには細胞内の受容体を介して遺伝子発現を調整する「ゲノム作用」と、細胞膜に直接作用して瞬時に炎症シグナルを遮断する「ノンゲノム作用」が存在します。通常の投与量ではゲノム作用が主体ですが、パルス療法のような超高濃度環境下ではノンゲノム作用が強力に発動し、数時間から数日という短時間で激しい炎症や自己抗体の産生を力づくで抑え込むことが可能になります。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。