日本の東宝と、中国最大の映画企業である中国電影集団。これまで個別の配給や小規模な提携にとどまっていた両者が、企画開発の初期段階から対等なパートナーシップを結んだ意義は計り知れない。製作費は近年のアジア映画としては異例の巨額に達し、美術やVFXには日中両国の最高峰のクリエイターが集結した。
このタッグは、ハリウッド主導のグローバル興行に対する明確なアンサーでもある。アジア発の物語を、世界水準のクオリティで世界同時展開する。旧来の枠組みに縛られない製作体制の確立は、今後の映画産業全体における国際共同製作の新たなスタンダードを決定づけるマイルストーンとなるはずだ。