ネット上の言説で頻繁に見られる誤解が、「声優本人があの着ぐるみに入って喋りながら動いているのか」という疑問です。結論から言えば、声優とスーツアクター(中の人)は完全に分業されています。
ガチャピンといえば、以下のようなプロアスリート顔負けのエクストリームスポーツに挑んできたことで世界中を驚かせてきました。
- 富士山麓でのパラグライダーおよび上空4,000メートルからのスカイダイビング
- 水深30メートルを超えるダイビングと水中遊泳
- モトクロスバイクによるジャンプスタントやスノーボードのハーフパイプ
- 激流を下るホワイトウォーターラフティング
これらの超人的なアクションを演じているのは、体操選手やスタントマン、プロのダイバーなど、各分野のトップエキスパートたちです。視界が極めて狭く、重心の取りづらい特殊なスーツを身にまとい、生命の危険を伴うスタントを成功させるには、並外れた身体能力と専門訓練が欠かせません。
現場では、アクションを担当するスーツアクターの動きや息遣いに合わせ、スタジオや別ブースで声優が後から声を当てる(アフレコ)、あるいはイベント会場の舞台袖からリアルタイムでマイクを通して声を同期させるという、極めて高度な職人芸が行われています。肉体の躍動と声の表現が見事に合一しているからこそ、視聴者は何の疑いもなく「ガチャピンが挑戦している」と確信できるのです。