ネット上のコミュニティやSNSを精査すると、「乾太くんデラックス 後悔」という検索ワードが散見されます。調査報道の観点からこれらネガティブな口コミの背景を取材・分析したところ、製品自体の欠陥ではなく「事前のライフスタイル設計とのミスマッチ」から生じる4つの要因が浮き彫りになりました。
ひとつ目は「多機能を使いこなせなかったことによる割高感」です。SNS上には「プラズマクラスター除菌消臭コースを期待して買ったが、結局普段の洗濯乾燥しか使っていない」「アプリ通知を設定したものの、ガス機器なので火災防止安全装置の兼ね合い上、遠隔からの完全自動スタートには制限があり持て余した」という声が寄せられています。温風乾燥以外の付加機能を日常的に必要としない家庭にとっては、数万円の価格差が後悔の種になり得ます。
ふたつ目は「本体サイズの巨大化による脱衣所の圧迫感」です。特に大容量の9kgモデルは、外形寸法が幅653mm×奥行き674mm×高さ671mmと大型化します。既存の狭小な洗面脱衣室に設置した場合、洗濯機上部にそびえ立つ黒基調のボックスが想像以上の圧迫感をもたらし、「洗面所が暗くなった」「リネン庫の扉と干渉した」という空間設計上の後悔が目立ちます。
みっつ目は「ドア開閉方向の確認不足」です。デラックスタイプは出荷時に左開きとなっており、現場での右開きへの組み替えが可能ですが、設置後に「動線的に逆にすべきだったが再工事の手間がかかる」と悔やむケースが見られます。
しかし、こうした声を精査しても「乾燥性能そのもの」や「糸くずフィルターの使い勝手」に対して後悔している声はほぼ皆無でした。むしろ「スタンダードを買って後からフィルター掃除の面倒さに耐えかね、デラックスに買い直したいと後悔している」という逆方向の証言のほうが圧倒的に多く確認されています。