吉本新喜劇の座長・アキ(本名:荒木良明/あらき よしあき)は、1969年8月22日生まれ、大阪府岸和田市出身です。50代後半を迎えた現在も、舞台上で軽々とバク転やハイキックを繰り出す驚異の肉体を維持しています。そのキレのある身のこなしの原点は、若き日に所属していた名門アクションチーム「倉田アクションクラブ」での過酷なスタントマン時代にあります。
映画スターのジャッキー・チェンに憧れ、危険なスタントや本格的な格闘アクションを叩き込まれたアキでしたが、人を笑顔にしたいという情熱からお笑いの世界へと転身。1992年に相方のケンと「水玉れっぷう隊」を結成しました。心斎橋筋2丁目劇場やbaseよしもとで頭角を現し、その後活動拠点を東京へと移して「ルミネtheよしもと」のトップランカーとしてコント職人の地位を築き上げます。
しかし、芸歴20年を超えた2014年、アキは大きな決断を下します。東京での安定したポジションに甘んじることなく、単身大阪へ戻り「吉本新喜劇」へ入団したのです。ベテランでありながら一から新喜劇の作法を学び、若手座員とともに舞台の端から這い上がる道を選びました。この貪欲な挑戦心と謙虚な姿勢こそが、後の大ブレイクを呼び込む土台となりました。