SNSや知恵袋、コミュニティフォーラムを精査すると、海賊版サイトを利用したことで実際にトラブルに巻き込まれた生々しい被害報告が数多く寄せられています。
「漫画を読もうとタップした瞬間、端末が激しく発熱してバッテリーが急減した」「『ウイルスに感染しました』という警告が消えず、月額課金アプリを誤って登録させられた」といった声は氷山の一角に過ぎません。当編集部が検証環境下で複数の海賊版ミラーサイトを調査した結果、以下のような悪質なスクリプトが確認されました。
- コインハイブ類似のバックグラウンドマイニング:閲覧者のCPUリソースを勝手に占有し、暗号資産の発掘を行わせるコード。端末寿命の低下や動作遅延を招く。
- カレンダースパムとフィッシング誘導:iOS/Androidの標準カレンダーに不正なイベントを大量同期させ、クレジットカード情報の入力を促す偽画面へ誘導する。
- ドライブバイダウンロード攻撃:サイトを開くだけで、ユーザーの認知なしに悪意ある拡張機能やAPKファイルをバックグラウンドでダウンロードさせる。
無料の代償として差し出しているのは、利用者の端末の安全性、バッテリー寿命、そして最悪の場合はオンラインバンキングやSNSアカウントの認証情報という、極めて高価なプライバシー資産なのです。