内くるぶしの激痛に効く!後脛骨筋腱炎テーピングと治らない真相

内くるぶしの激痛に効く!後脛骨筋腱炎テーピングと治らない真相

内くるぶしの激痛に効く!後脛骨筋腱炎テーピングと治らない真相に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

単なる一過性の腱炎と軽視し、適切なテーピングや免荷を行わずに放置した場合に待っている最悪のシナリオが、後脛骨筋機能不全(PTTD:Posterior Tibial Tendon Dysfunction)への移行です。この疾患は、長引く炎症によって腱線維が変性して伸びきり、最終的には部分断裂や完全断裂に至る進行性の構造破壊を指します。中高年以降の「大人の扁平足」の主因としても知られ、不可逆的な変形性足関節症へと発展するリスクを孕んでいます。

自身の足が単なる腱炎のレベルに留まっているのか、それともPTTDの初期段階に突入しているのかを客観的に見極めるため、日本整形外科学会などの診断基準に基づく簡易チェックを実行してください。

【シングルヒールレイズ(片足つま先立ち)テスト】
壁に軽く手を添えて立ち、痛む方の足だけで片足立ちになります。そのまま、かかとを床から高く持ち上げられるかを確認します。
・正常〜軽度腱炎:痛みがあっても、かかとを完全に高く持ち上げることができ、後ろから見たときにかかとが内側を向く(内反する)。
・PTTD進行期(Stage II以上):かかとを自力で持ち上げることができない、あるいは持ち上がってもかかとが外側を向いたまま(外反位)ロックされない。腱の機能が完全に破綻している危険なサインです。

【トゥーメニー・トウズ(Too-many-toes)サイン】
直立した患者を真後ろから観察した際、正常な足であれば外側の足指が1〜2本しか見えません。しかし、後脛骨筋の機能低下によってアーチが完全に崩壊しかかとが外反すると、外側の足指が3〜4本以上見えてしまいます。このサインが確認できる場合、セルフケアのテーピングだけで解決することは不可能です。直ちに専門医によるMRI検査や装具療法の検討が求められます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。