ネット上やSNSで定期的に浮上する「名古屋綜合市場ビルが解体される」「市場が閉鎖する」という言説。この噂の真相を探ると、隣接地で起きた大規模な動きが混同されている実態が浮かび上がってきます。
噂の発端となったのは、柳橋中央市場の構成ビルの一つであった「中央水産ビル」の閉鎖・解体(2019年〜)と、それに伴う大手不動産デベロッパー主導の再開発です。象徴的な巨大ビルが姿を消したことで、「柳橋の市場全体が消滅する」と誤解した来訪者が少なくありませんでした。
結論から言えば、名古屋綜合市場ビルは解体されておらず、現在も確固たる営業を継続しています。運営会社である名古屋綜合市場株式会社のもと、鮮魚・精肉・青果・乾物など多彩な仲卸店舗が軒を連ね、早朝から活気ある取引が行われています。将来的な名駅周辺のまちづくり構想に絡む議論はあるものの、現時点で突発的な完全閉鎖や取り壊しが決まっているわけではありません。