セルフケアを行っても擦れによる痛みが改善しない場合や、恥垢が溜まりやすく衛生面の悪化・臭いに悩む場合は、外科的な小陰唇縮小手術が根本的な選択肢となります。
施術は余分な皮膚組織を切除して縫合する日帰り手術が主流で、所要時間は約30〜60分です。費用の全国相場は両側で約15万円〜35万円前後(自由診療・麻酔代別)となっています。
術後のダウンタイムにおいて、腫れや鈍痛のピークは術後2〜3日目です。1〜2週間程度で強い腫れは引き、傷口が完全に落ち着いて性交渉や激しい運動が可能になるまでには約1ヶ月〜1ヶ月半を要します。
手術を受けるべき人と慎重に判断すべき人の境界線
手術を検討してよいケース: 下着との摩擦で日常的に出血や炎症を繰り返している、自転車やスポーツ時に強い激痛がある、排尿時に尿がまっすぐ飛ばず太ももを伝ってしまうなど、身体的・機能的な不利益が明確な場合です。
慎重になるべきケース: 「パートナーに何か言われたから」「ネットの画像と違って恥ずかしい」といった他者評価のみが動機である場合です。小陰唇手術には、「皮膚の取りすぎによる引きつれ・閉鎖不全」「感覚の鈍麻」「左右差の残存」「傷跡の硬化」といった不可逆的な失敗リスクが伴います。美容目的だけで安易に切除を決断することは避けるべきです。
医療機関を選ぶ際は、婦人科形成の執刀件数が豊富で、リスクやデメリットを契約前に明瞭に説明してくれる日本形成外科学会専門医または産婦人科専門医が在籍するクリニックを選定することが不可欠です。