Q1:生後2ヶ月の赤ちゃんのほっぺが真っ赤でカサカサしています。写真で見るとアトピーに似ていますが、診断はつきますか?
A1:生後2ヶ月の段階では、アトピー性皮膚炎と確定診断されることは極めて稀です。この時期は皮脂分泌が急激に減少し、空気の乾燥やよだれなどの刺激によって一時的な皮膚炎を起こしやすい時期です。まずは低刺激な泡石鹸による優しい洗浄とワセリン等の保湿を1〜2週間続け、それでも改善しない場合や、激しいかゆみ(顔を擦り付ける仕草)を伴う場合に専門医へご相談ください。
Q2:小児科と皮膚科、赤ちゃんの肌荒れはどちらに連れて行くべきですか?
A2:基本的にはどちらを受診しても問題ありません。発熱や予防接種、授乳状況など赤ちゃんの全身管理を併せて相談したい場合は小児科が適しています。一方、すでに湿疹が全身に広がってジュクジュクしている、処方された薬でなかなか良くならないといった重症例や皮膚トラブルに特化して精査したい場合は、小児皮膚科を標榜する皮膚科専門医の受診をおすすめします。
Q3:処方されたステロイドを塗ったら2日で綺麗になりました。もう塗るのをやめてもいいですか?
A3:自己判断で塗るのをやめるのは再発の典型的な原因です。表面の赤みが引いても、皮膚の深部にはまだ目に見えない炎症細胞が残っています。医師の指示に従い、例えば「毎日2回」から「毎日1回」、さらに「2日に1回」と段階的に減らし、保湿剤のみへ切り替えていくプロアクティブ療法を完遂することが完治への近道です。
Q4:アトピー予防のために、生後すぐから保湿剤を全身に塗ったほうがいいというのは本当ですか?
A4:はい、医学的に推奨されています。国立成育医療研究センターの大規模な臨床研究により、新生児期からの全身保湿ケアを継続することで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが約3割低下することが実証されています。肌トラブルが起きてから対処するだけでなく、日頃から全身のバリア機能を保つ予防的スキンケアが非常に重要です。