2000年代中盤を境に、彼らの姿は急速に街頭から消え去っていく。警察による徹底的な取り締まりの強化に加え、暴力団対策法の改正に伴う組織犯罪への監視の目が厳しくなったことが一因だ。しかし、最も決定的な要因は「インターネットの普及」だった。
わざわざ街角に集まり、目立つ色の服を着て自己主張する必要がなくなったのだ。意思疎通はガラケーの掲示板からSNSへと移行し、彼らのコミュニティは可視化されたストリートから、不可視のサイバー空間へと潜り込んでいった。目立つことは、警察に捕まるリスクを高めるだけの愚行へと変わったのである。