白竜となったハクを激しく追いつめていた「無数の白い紙のような飛行物体」を思い浮かべる人も多いはずです。鳥のような形状に折られたあの白い紙の正体は、湯婆婆の双子の姉である銭婆(ぜにーば)が放った「式神(しきがみ)」です。
陰陽道において術者が使役する紙の人形(形代)がモチーフとなっており、ハクが湯婆婆の命令で銭婆の魔女の契約印を盗み出した制裁として追跡していました。紙でありながら鋭利な刃物のようにハクを切り裂く圧倒的な攻撃力を持つ一方で、千尋の背中に1枚だけ張り付いて銭婆の部屋まで道案内をするなど、どこかユーモラスな一面も見せています。