見沼田んぼの桜回廊は、1本の直線的な桜並木ではありません。江戸時代享保期に作られた「見沼代用水」が東西に分流する「見沼代用水西縁(にしべり)」と「見沼代用水東縁(ひがしべり)」の両岸に沿って、約2,000本を超える桜が帯状に植樹されています。さいたま市が2013年度から進めた「目指せ日本一!サクラサク見沼田んぼプロジェクト」により市民の手で植樹が重ねられ、連続した散策路として繋がった歴史を持ちます。
西縁と東縁では、景観や散策環境の性格が大きく異なります。目的地を選ぶ際の判断材料として、両エリアの特徴をまとめた比較データを確認してみましょう。
西縁はさいたま市北区・大宮区から南下し川口市境へと続くルートで、街並みと桜の調和が取れており歩道も歩きやすく整備されています。一方の東縁は、見沼区から緑区にかけて広大な水田風景が広がり、菜の花の黄色と桜のピンクが織りなす圧倒的なコントラストを堪能できます。情緒豊かな自然を全身で感じたいなら東縁、歩きやすさとアクセスの安心感を求めるなら西縁という住み分けが成り立ちます。