四条通(烏丸〜川端間・約1.1km)で実施された歩道拡幅事業は、往復4車線あった車道を2車線に減らし、歩道幅を約3.5メートルから最大約6.5メートルへとほぼ倍増させた画期的な都市改造でした。京都市建設局の当時の狙いは「歩行者優先のウォーカブルな街づくり」でしたが、完了直後から激しい論争が巻き起こりました。
現在、ネット掲示板やSNS上で見られる四条通歩道拡幅ネットの反応を精査すると、「ゆったり歩けるようになった」「買い物が快適」という歩行者側の高評価と、「車がまったく動かない」「バスが定刻から30分以上遅延する」というドライバー・通勤客の悲鳴が真っ向から対立しています。現地で長年個人タクシーを営むドライバーは、当時の混乱と現在の推移について次のように証言します。
「拡幅当初の週末は、烏丸から祇園まで車が1時間動かない『地獄絵図』でした。現在は荷捌きスペースの運用改善や観光バスの進入規制、AIによる信号サイクルの動的制御が進んだため、最悪期よりは落ち着いています。しかし、休日の四条通混雑状況現在を見れば一目瞭然で、午後14時から18時の間は、たった数百メートルの区間で車列が完全に停止します」
なぜここまで過密な滞留が続くのか。最大の四条通渋滞の理由は、車線が1車線化されたことで、路線バスの乗降や右折待ち車両、タクシーの客待ちがダイレクトに後続車を遮断する点にあります。迂回路となる五条通や御池通への通過交通の転換も限界があり、物理的なキャパシティの不足が根本的なボトルネックとして横たわっています。