「ふじこ」という人名のような響きが含まれている点に不思議さを覚える人も多いだろう。種明かしは拍子抜けするほどシンプルだ。種は一般的なパソコンのQWERTYキー配列と日本語ローマ字入力の組み合わせにある。
キーボードのホームポジション、つまり中段にある「A S D F G H J K L」の列に指を置き、左から右へ滑らせるように適当に連続打鍵してみよう。ローマ字入力モードの状態で「K U A S E F U Z I K O」と指が接触すると、画面には「くぁせふじこ」と変換・表示される。つまり、パニックに陥ってキーボードの中段を左から右へ殴り書きのように叩くと、自然とこの文字列が生成される仕組みなのだ。意図的な命名ではなく、キーボードの物理的配置が生んだ偶然の産物である。