府内公立の双璧をなす大阪府立北野高等学校と大阪府立天王寺高等学校。両校を志望する受験生にとって最大の関門は、大阪府教育委員会が作成する難関校向け「C問題」の攻略である。特に数学と英語における記述力・長文読解スピードの要求水準は、全国の公立高校入試と比較しても突出している。
北野が京都大学や東京大学をはじめとする最難関国立大への圧倒的な進学実績を背景に不動の求心力を誇る一方で、天王寺は自由闊達な校風と医学部進学実績を武器に独自の支持層を強固に保つ。合否を分けるのは、もはや基本問題の取りこぼしではなく、発展問題でどれだけ部分点を積み上げられるかという泥臭い得点力だ。