地下茎の暴走以外にも、ラズベリー栽培にはいくつかの落とし穴が存在します。代表的なリスクがコガネムシ類の幼虫による食害です。コガネムシの幼虫は有機質の多いふかふかな土壌を好み、ラズベリーの細根を食い荒らします。夏場に急に株全体がグラグラになり、葉が茶色く枯れ込んできた場合は、根元に複数匹の幼虫が潜んでいる可能性が高いと言えます。
また、初心者が陥りやすい失敗例として「枝の更新ミス」が挙げられます。ラズベリーの枝は基本的に2年で寿命を迎えるため、今年実をつけた枝は冬に枯死します。これを理解せずに古い枝を残したまま放置すると、風通しが悪くなってハダニや灰色かび病が発生し、翌年の収穫量が激減する事態に陥ります。