ネット上の掲示板やSNSで頻繁に目にする「セブパシフィック航空で荷物を当日空港で預けたら、チケット代より高くついた」という噂。結論から言えば、この噂は紛れもない事実です。
セブパシフィック航空をはじめとするLCC各社は、航空機の燃料消費量を綿密に計算し、事前に機体重量を予測することで運航コストを極小化しています。そのため、出発直前の空港カウンターや搭乗ゲートで突然預け入れられる手荷物は、運航オペレーション上の大きな負荷とみなされ、意図的に割高な手数料設定が敷かれています。
実際の取材データによると、日本発フィリピン路線(マニラ便・セブ便)における20kgの受託手荷物料金は、航空券購入時の事前追加であれば片道約3,500円〜4,500円程度に収まります。ところが、これを予約せずに当日空港カウンターで申し込んだ場合、1万円を超える当日料金へと跳ね上がります。さらに深刻なのは搭乗口(搭乗ゲート)での発覚です。機内持ち込み許容量をオーバーしてゲートで受託手荷物への切り替えを命じられた場合、「ゲートバゲージ料金(Gate Baggage Fee)」として容赦なく追加徴収が行われます。数千円浮かすつもりで計量を怠った結果、現地の高級ホテル1泊分に匹敵する出費を余儀なくされる旅行者が毎週のように発生しているのが現場の実態です。