ステージ中央に彼が立つだけで、空間の空気が一変する。躍動感あふれるサウンドと寸分の狂いもないフォーメーションダンスの中で、センターを務める視線の一動き、一指差しの仕草が、会場全体の熱量を瞬時に引き上げる。
「IMP.」結成以降、グループの顔として走り続けてきた。しかし、その立ち位置に甘んじる気配は微塵もない。ダンスのキレはもちろん、ボーカルの表現力や吐息の交じえ方に至るまで、日々の鍛錬を感じさせる変化を絶えず提示し続けている。観客を惹きつけて止まないのは、計算されたパフォーマンスの奥に見え隠れする、純粋なまでのステージへの執着心だ。