インターネット上の掲示板やSNSでは、彼女の華々しい経歴に対して様々な憶測が飛び交うことがありました。代表的なものが「アナウンサーになるための箔付けとしてミスコンを利用したのではないか」「最初からメディア露出を狙った戦略だったのではないか」という穿った見方です。
しかし、当時の関係者への取材記録や本人の発言を精査すると、そうした推測は事実と異なります。大学進学時の山形アナは、純粋に「食を通じて人々の健康を支える専門家になりたい」という志を抱いて管理栄養士専攻へ進んでいました。ミス実践への出場も周囲の強い推薦がきっかけであり、自己顕示欲先行でエントリーしたわけではありませんでした。
世界大会への挑戦を決めた際も、彼女が強調していたのは「日本の伝統的な食文化や健康長寿の素晴らしさを世界に発信したい」という明確な理念でした。メディアの華やかさに憧れて資格を片手間にしたのではなく、栄養学の研究・実習とコンテストのトレーニングを毎日睡眠時間を削りながら並行させていたのが実態です。このストイックな姿勢を知る大学関係者や友人たちからは、当時から絶大な信頼を寄せられていました。