検索エンジンで「竹内まりや 旦那」と打ち込むと、サジェストワードに「離婚」や「別居」といった不穏な単語が顔を出すことがあります。しかし、結論から申し上げれば、竹内まりやと旦那の離婚の噂は根拠のない完全なデマです。
なぜ火のないところに煙が立ったのか。現場の取材データやネット言論の推移を検証すると、主に3つの要因が浮かび上がってきます。
第1の要因は、生活サイクルの極端なズレによる「別居疑惑の誤認」です。山下達郎は筋金入りの夜型人間として知られ、深夜から明け方にかけてスタジオに籠もり緻密なトラックダウンを行う生活を半世紀近く続けています。一方、竹内まりやは朝型に近い規則正しい生活を送り、家事や日常のルーティンをこなします。二人は互いの作業効率と創作環境を尊重するため、自宅内での生活動線やスタジオスペースを巧みに分けています。この「合理的で自立した距離感」が、一部の週刊誌やネット掲示板で曲解され、「すれ違い」「仮面夫婦」といった安易な見出しへと変換されてしまった経緯があります。
第2の要因は、夫婦のプライベートの徹底した秘匿性です。二人はテレビのワイドショーやバラエティ番組に夫婦揃って出演することは一切ありません。公の場で私生活を安売りしない姿勢が、ゴシップメディアによる「語られない=不仲なのではないか」という憶測記事を生み出す土壌となっていました。
第3の要因として挙げられるのが、2023年に所属事務所スマイルカンパニーを巡って起きた騒動です。山下が自身のレギュラーラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』で自身のスタンスを表明した際、SNS上で大きな議論が巻き起こりました。その際、一部の悪質なまとめサイトが「事務所トラブルで夫婦仲にも亀裂か」といった根拠薄弱なクリックベイト記事を量産したため、検索ワードとして「離婚」が一時的に急上昇したという構図です。現在に至るまで別居の事実も離婚届提出の兆候も一切存在しません。