Q1:ベランダで栽培する場合、雨がまったく当たらない屋根下でも育てられますか?
A1:栽培可能です。ただし、自然の降雨による水分補給が期待できないため、原木の木部水分率を維持する定期的な水分管理が不可欠になります。乾燥期には週に1〜2回、夕方にホースやジョウロで木全体がしっかり濡れるまで散水するか、春と秋の発生前に衣装ケース等を使った「浸水作業」を確実に実施してください。
Q2:木の表面に緑色や黒色のカビが生えてきました。削り落としたほうが良いですか?
A2:軽微なカビであれば、削る必要はありません。無理に樹皮を削ると、樹皮内部のしいたけ菌糸を傷つけ、そこからさらに雑菌が侵入する原因になります。緑カビ(トリコデルマ等)は過湿かつ通風不足の環境で勢力を強めるため、少し風通しの良い日陰に置き場所を移動させ、原木の表面を乾き気味に管理することで、しいたけ菌自身の力で抑制できます。
Q3:ホームセンターで買った原木から、最初の秋に1本も生えてきません。失敗でしょうか?
A3:購入した原木の状態によっては、初年度に発生しないケースは珍しくありません。種菌を接種したばかりの原木は、菌糸が木の中心まで行き渡るのに約1年半から2年の歳月を要します。木口を見て木材がしっかり締まっており、樹皮が剥がれていなければ菌糸は内部で生きています。あせらず適切なほだ場で翌春まで管理を継続してください。