大会の主役となったのは、自身最後のワールドカップと公言して臨んだリオネル・メッシ擁するカタールワールドカップの優勝国アルゼンチンでした。初戦でサウジアラビアに大金星を献上するという衝撃的な黒星スタートを切りながらも、スカローニ監督のもとで結束を固め、一戦ごとに完成度を高めていきました。
記憶に焼き付くカタールワールドカップでのメッシのゴールシーンは数知れません。メキシコ戦での地を這う強烈なミドルシュート、準決勝クロアチア戦での天才的なアシスト、そしてフランスとの決勝戦における延長後半の勝ち越し弾。メッシは史上初となる「グループリーグから決勝まですべてのラウンドで得点」を記録し、大会MVP(ゴールデンボール)を獲得しました。
キリアン・エムバペがハットトリックを達成し、3-3でPK戦に突入したフランスとの決勝戦は、「ワールドカップ史上最高の決勝戦」と称賛されています。ディ・マリアの躍動やGKエミリアーノ・マルティネスの決死のセーブに支えられ、アルゼンチンは1986年メキシコ大会以来となる36年ぶり3度目の世界一に輝きました。