「ゴキブリや虫と戦う漫画」と聞くとSFバトルを思い浮かべがちですが、実際には読者の嗜好に応じて驚くほど幅広いサブジャンルが存在します。大きく分けると、以下の3つの系統に分類されます。
第1に、『テラフォーマーズ』に代表される「異能力・生物兵器バトル系」です。昆虫が持つ驚異的な生態スペック(体重比換算の筋力や特殊器官)を人間側・敵側双方が駆使し、理詰めの頭脳戦とド派手なアクションを展開します。
第2に、逃げ場のない絶望を描く「パニックホラー・サバイバル系」です。巨大化した虫たちによって日常が一変し、捕食される側の恐怖をリアルに描く作品群で、グロテスクな描写とともに人間のエゴや極限心理を浮き彫りにします。
第3に、現実の知識と技術で立ち向かう「本格害虫駆除・プロフェッショナル系」です。特殊能力ではなく、薬剤の選定や生態調査、住環境の隙間を埋める物理的防除など、専門知識を駆使して害虫を追い詰めるリアルなゴキブリ退治漫画として高い評価を得ています。