ポーズとアタリが決まったら、最終的な画面のトリミングと陰影処理でプロ級のクオリティへと引き上げます。
トリミングにおいては、三分割法をベースにしつつ、肘から手首へのラインを対角線上に配置する「斜め構図」が効果的です。視線が自然と腕を伝ってキャラクターの顔へと誘導され、画面全体に動きが生まれます。また、あえて頭頂部や肘の先をフレームアウトさせることで、キャラクターと画面外の世界との繋がりを感じさせるテクニックも有効です。
ライティングでは、手によって顔に落ちる「落ち影(キャストシャドウ)」の処理がクオリティを左右します。指や手のひらが遮る光の影を、顔の立体感に沿って正しく落とし込むことで、平面的になりがちな顔周りに一気に立体感とリアリティが宿ります。影の境界線にわずかな彩度の高い色(スキントーンの赤みなど)を忍ばせると、肌の透明感が劇的にアップします。