2000年、テレビ番組のオーディションを通じて彗星のごとく現れた12歳の少女ふたり。加護亜依と辻希美の登場は、当時のアイドル界における既成概念を根本からひっくり返す衝撃だった。身長も背格好も、そして天真爛漫なキャラクターすらも双子のように重なり合うふたりは、瞬く間に「あいぼん」「のの」の愛称で親しまれ、国民的ユニット「モーニング娘。」の原動力となっていく。
特に2004年に結成された派生ユニット「W(ダブルユー)」での活動は、昭和の伝説的デュオ「ザ・ピーナッツ」のカバーをはじめ、完璧にシンクロした歌声とダンスで日本中を魅了した。ステージ上で見せる息の合ったパフォーマンスと、カメラが回っていない場所で見せる素顔の友情。国民全体が彼女たちの成長を親のような眼差しで見守り、その一挙一動に熱狂した時代があった。