部屋の隅でホコリをかぶったコード、重なったプラグ。何気ない日常の風景の中に、巨大な火種が潜んでいる。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が発表した最新データによると、配線器具による事故の多くは「間違った使い方」や「経年劣化」に起因しているという。
特に恐ろしいのが、プラグとコンセントの隙間に蓄積したホコリが湿気を吸収し、放電を起こす「トラッキング現象」だ。また、定格容量(一般的に1500W)を超える電力を同時に使用するオーバーロードも危険極まりない。経済産業省も事故防止に向けて注意を喚起しており、コードを折り曲げたり重い家具の下敷きにしたりすることで内部の芯線が断線し、ショートして発火に至るケースが後を絶たない。